Silent Foreign Perspective

聴いた音楽まとめ 2023年7月編

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Published at 2023-08-02 23:53:45

なんか結構な曲数が邦ロックとかになってしまった。そういう気分もあるのだけど基本的にはクラブミュージックを聴いてたいのでリコメンドの再調教が面倒。。。


Greetings To Idris (Live) / Pharoah Sanders

ジャズ。ファラオ・サンダースはサックス奏者。ブログなので自分語りをします。


普段からジャズを聴いているわけではないのだけど、10年以上前に上の演奏を偶然知ってからこの人の曲だけはちまちま聴いていた。アツくて聴きやすくてとっつきやすいと思う。尺も長くて電車移動中にずっと聴いていたし、メンバー紹介のシャウト(John Hicks on Piano!)が癖になったりしていた。この曲自体はいくつかSpotifyにあるのだけど上の動画の録音は入ってなくて、やっぱり他のバージョンだと少し物足りないと感じてしまう。


一昨年に出たFloating Pointsとの共作 Promises はもう一生聴ける出来で、間違いなく2021年のベストアルバムだった。2022年もFloating Points x 宇多田ヒカルを聴きまくってるあたりどんだけFloating Points好きなんだよって話なんだけど。このアルバムが先月突然日本のSpotifyで聴けなくなってたので、その機会に少し他の曲を探したのが今月聴いていた理由。昨年亡くなられてたのもそこで知った。最初はその辺の事情が変わったせいなのかとも思ったが、上記YouTubeは公式からフルアルバムで上がっているのでなぜ配信停止……?という気持ちがある。
この曲について。1980年の演奏が今年の4月にリリースされたもの。IdrisはドラムのIdris Muhammadのこと。程よく激しくて聴きやすい。ピアノソロの終盤のカオティックな展開とか良い。あと最後にメンバー紹介があって良い。

Dominoes / moondiver

てっきり打ち込みかと思ってたらアイルランドのジャズカルテットっぽい。聴きやすいんだけど裏でドラムがめちゃくちゃな奇数連符しばいてて気持ちいい。

Seagull / Lop Abuse On Somebody

2020年の曲。ロックとかについては本当に語彙がないので書きづらいのだけど、後半で満を持して出てくるギターがかっこいい。

24/7 / jizue

こちらもインストバンド。昔から名前だけは知っていた気がする……。聴いていて分割とかがあまり頭に上らない、滑らかな純粋7拍子。

Black Swan / 3nd

2011年の曲。インストバンド。めちゃくちゃかっこよくて調べたら残響だったのでPeople In The Boxとかで育った血がまだ流れてるんだと思う。

晴れるな / Sundae May Club

ド直球ロック。歌詞ぶっ刺さったので今月はずっと聴いていた。曲的にはBPM変化が好き。

owari no kisetsu / Rei Harakami

2005年。この方も名前だけは聞いたことあったと思う、もしかしたら2011年に亡くなられた時の訃報としてだったかもしれんが……。細かい音が性癖というか、猫叉を感じて好き。細野晴臣のカバーらしいけどそちらの方は全くわからず。

Drive / edapollo

オーストラリアのアーティスト。ポストロック・ハウスといった趣き。アルバム名(Technicolour Places)が目に入っていいなと思ったので聴いてみた。

Patagonia / Franco Radetich

アルゼンチンのアーティスト。曲名でわかるという説もある。硬派……というほどではないけど音数ほどほどでしっかり長尺のハウス。後ろでふわふわ鳴ってる音が好き。

Eve / Floatleaf

強いて言うなら4つ打ちIDMなんだけどポップスっぽい展開もあるなんかいい感じの曲。TranceとかColour Bassっぽい音もする。

the elon musk soundcloud acquisition / xaev

うるさい(特に最後)ので注意。曲名とかふざけてるしサンプリング多いしでたぶんネットミーム的な曲なんだと思うけど、それにしては曲として聴けるギャップが面白かった。

Spirals / MELVV

Future Houseっぽい感じ。曲は落ち着いてるのに音遣いが激しくて面白い。

ピンクローズアプローズ / 水瀬伊織

ひっさびさにアイマスの曲聴いたかもしれない。歌モノを漁っているときにmekakusheを見つけて、そのクライアントワークとして知って辿り着いた。エレクトロニカ的な音遣いが本格的過ぎてびっくりしたし(これは編曲の方の仕事?)、1回目から落ちサビってのも自分は初めて聴いた。歌詞もいいし後半の展開も好き。

Intermolecular Lullaby / Chime

Colour Bassっぽいみたいな感想の出現率が異様に高い当ブログだけどこれは疑いようのない本物のColour Bass(Chime自身がジャンル提唱者なので)。静かなドロップが好きすぎて0:50あたりから1:44までずっとドロップかと思ってしまう。インテリジェンスを感じる音。

今月はSpotifyにないものからも1曲。


にゅうどうぐも (feat. π) / 響現

7月後半にリリースされたコンピアルバムから。world's end girlfriendが参加してるって話だったのでチェックしてみたのだけど一番刺さったのはこの曲。作曲者がAOTQ好きって言っててわかる~ってなった。